−Secret☆GIRL−
「写真を撮られるかも知れない。もうすでに撮られてるかもしれないし。」
「写真なんてどうでもいいよ。」
「どうでもよくない。」
「…なんで?」
「…苺李が困るから。」
「べつにあたし困らないよ?」
「じゃあ手をつないで歩いてた写真を玲に見られてもいいの?」
そう言って手を離すコウタロウ。
「……」
「たとえ玲が雑誌を見なかったとしてもいずれは耳に入る。苺李……玲が好きなんだろ?」