−Secret☆GIRL−



「苺李ちゃん?!」



生徒会室のなかにいたのは……あたしが会いたくなかった人、といったら失礼かもしれない。

いや、失礼だ。





「カレンさん…」



だって、
昨日の今日でかなーり気まずいじゃん?


てかなぜに生徒会室にいるん?



「苺李ちゃんどうしたの?!」



「いや…あの…」



なんて言ったらいいんだ…


玲に会いにきました。




なんて言えない。



「あのさ、苺李ちゃん。」


黙りこんでしまった、


というより


何を言おうか考えていたらカレンさんが先に口をひらいた。





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