−Secret☆GIRL−
あたしは苦しんでいる比奈河 玲を置いて会場に向かった。
「…なぁッ」
はい、スルー
「そのダサい格好、何とかしたら?」
キレても…いいですか?
ってかさっきからキレてるんですけどね!
「何とかできたら最初っからこんな格好してないっつのッ!!」
みんなしてダサいダサいって!
あたしも思うけどッ
でもしょうがないじゃんか!!!
「…花本、苺李か……」
クソ男が後ろで何かを
呟いていたけど、
会場に向かっていたあたしには聞こえなかった。