信じられる人




『確かにー』


「引退近いしね」


『そうなんだよねー』


『木下君ってさ、キャプテンだっけ??』


『そうだよ〜』


「キャプテンだったんだ」


『キャプテンとかかっこいいよね〜』


『でしょっ?!』


「琴乃さ、キャプテンだから付き合ったの?」


『まさか〜それだけで付き合わないよ〜』


『バスケうまいから?』


『それもそうだけど、悟かっこいいじゃん?!』


「えっ顔で選んだの?!」


『いやいや、話してて優しいなぁって思ったし、話しやすいし』


『でも顔が7割でしょ?笑』

「えっ7割?!じゃあ後の3割は?」


『性格が1.5割、バスケが1.5割でしょ?』


『さすが華那〜当たりっ』

「ほぼ顔じゃん....」



やっぱり顔か...


『愛歌〜?男の子は顔だよ?彼氏がかっこよくなかったら嫌ぢゃん?』


「それも分からなくはないけどさ、顔が7割って....」


『だってさ周りの人から『あんな奴と付き合ってんの?』的な目で見られたくないじゃん?』


「自分がかっこいいと思えば周りはどーでも良くない?!」


『『良くない』』


そんなにかな.....
顔はせめて5割でしょ..
まぁ別にいいか


『てか彼氏待ってるんじゃないの?』


『あっ!そうだった』


『じゃあ急ぎなよ!』


『うん!』
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