キミが世界で一番嫌い?!
天井を仰ぎ、言う須佐。ならさっさと帰れよ・・・
わたしはあ、そ、とだけ返して、作業へ手を戻した。
一分ほど沈黙があり、須佐が口を開いた。
「『工藤紗希』だっけ?」
「は?何が」
「何がって・・・名前だよ。あんたの。俺とおんなじなんだね。」
・・・嫌いな奴と同じ名前って事ほど嫌なことはない。
そんな言葉が口から出かけたけれど、ここは我慢する。
「はぁ?それが、何よ。」
「や、別に、どうってわけじゃないけどさ。
俺にこんなに敵視してくる女、初めてだなって思って。」
「はぁ?」
わけがわからなくて須佐の顔を見る。
何?女は全員好意をもってくれるとでも思ってるわけ?
どんな自意識過剰よ。調子にのんな!!
と、須佐は急に、真面目な顔になった。
「初めてのタイプって言うか・・・こういう奴も、悪くはないな・・と言うか。
結構、好きなタイプかも・・・みたいな?」
「んな///」
ぅわー、何ガラにもないこと言ってんのよ、コイツ。
恥ずかしいじゃない!!顔が赤くなっているのがわかる。
私はうつむいた。
でも
嫌でも、なかったりした・・・
「(わー、絶対顔真っ赤だ・・・
って、何で私がこんな奴に赤面せにゃいかんのよ)」
「なんていうの?こういうタイプ・・・
そうだ
ツンデレ!??」
「んな、ツン!!」
前言撤回しよう。
+
わたしはあ、そ、とだけ返して、作業へ手を戻した。
一分ほど沈黙があり、須佐が口を開いた。
「『工藤紗希』だっけ?」
「は?何が」
「何がって・・・名前だよ。あんたの。俺とおんなじなんだね。」
・・・嫌いな奴と同じ名前って事ほど嫌なことはない。
そんな言葉が口から出かけたけれど、ここは我慢する。
「はぁ?それが、何よ。」
「や、別に、どうってわけじゃないけどさ。
俺にこんなに敵視してくる女、初めてだなって思って。」
「はぁ?」
わけがわからなくて須佐の顔を見る。
何?女は全員好意をもってくれるとでも思ってるわけ?
どんな自意識過剰よ。調子にのんな!!
と、須佐は急に、真面目な顔になった。
「初めてのタイプって言うか・・・こういう奴も、悪くはないな・・と言うか。
結構、好きなタイプかも・・・みたいな?」
「んな///」
ぅわー、何ガラにもないこと言ってんのよ、コイツ。
恥ずかしいじゃない!!顔が赤くなっているのがわかる。
私はうつむいた。
でも
嫌でも、なかったりした・・・
「(わー、絶対顔真っ赤だ・・・
って、何で私がこんな奴に赤面せにゃいかんのよ)」
「なんていうの?こういうタイプ・・・
そうだ
ツンデレ!??」
「んな、ツン!!」
前言撤回しよう。
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