さようなら。
それを聞いたら

哲は不思議な人だと思った。

大人っぽいのにお伽話を

信じてるなんて。



『運命の人』



それがあたしなのかな?

哲があたしと思っているなら

それはあたしであってほしい。

『運命』なんてことは

人生で一度しかないんだよ。

「あたしが『運命の人』?」

「そうかもね

ってかそうするから

『運命』なんてもんは

俺たちが決めることじゃね?」

……やばい。

あたしたち甘々じゃなぁい?

今のは特にやばかった。

まぁ普通で些細なことでも

甘〜く感じるんだけどね♪
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