さようなら。
「でもさぁ」
美加がおっとりと話に
意見を出した。
「テツ先輩は優花のこと
大事に想ってるから
がつがつしてないんじゃない?
あの日の浜谷先輩の元カノに
絡またのもあったじゃん?
いろいろあったからこそ
大切にしてるんだと思う」
ちょっと沈黙があって
みんな考えてるみたい。
別にそんなに気にしてる
とかじゃないのに。
「美加が言ってることも
一理ある、と思う」
「奪っちゃえばいーじゃん」
綾美と栞……
言ってること正反対。
「別に気にしてないから
考えないでいいよ
てか、お昼休みとかは
哲が来るからあとでね」
「うん
でももう来てるよ?」
教室のドアの方を見ると
ちょっと不機嫌そうに
哲が待っていた。
美加がおっとりと話に
意見を出した。
「テツ先輩は優花のこと
大事に想ってるから
がつがつしてないんじゃない?
あの日の浜谷先輩の元カノに
絡またのもあったじゃん?
いろいろあったからこそ
大切にしてるんだと思う」
ちょっと沈黙があって
みんな考えてるみたい。
別にそんなに気にしてる
とかじゃないのに。
「美加が言ってることも
一理ある、と思う」
「奪っちゃえばいーじゃん」
綾美と栞……
言ってること正反対。
「別に気にしてないから
考えないでいいよ
てか、お昼休みとかは
哲が来るからあとでね」
「うん
でももう来てるよ?」
教室のドアの方を見ると
ちょっと不機嫌そうに
哲が待っていた。