絶対☆私生徒会長!
◆白Side
――――――
――…
…今、栞に避けられてるんだよなぁ。
教室行くって言っても、1人でつまんないだけだし……
栞、今何してるのかな。
誰と仲良くしてるのかな。
気付くと教室の前に居た。
引き戸に手をかけようとしたと同時に戸が開き、
「あ、」
「白…「」栞ぃ」
栞が少し急ぎ気味に教室を出るところだった。
「……御免。」
栞は私の言葉も聞かないままそれだけを言い残して何処かへ走って行った。
栞が言った〝御免〟…。
…なにがだろ。
嫌いに成ったから?
宿題を見せてあげなかったから?
それとも避けてたから?
なんなんだろう、あれ。
――――――
――…
(白)
「私、栞の事みて気になっちゃって……。後をつけてみたの……」
(緑)
「うん……」
(白)
「そしたら────」
――――――
――…
「栞チャン。揺岐白の事、上手く避けれた?」
「…はい!バッチリです!」
「そう……」
「栞は天才だもんね~♪それにいい子だし♪」
「うんうん。生徒会長は栞だよね。やっぱり。」
「そ、そんなぁ。お世辞はやめて下さいよ~」
………………栞!?
私はまだ良く状況が掴めず、近くの陰に隠れて話しを聞いてみる事にした。
――――――
――…
詳しい内容は分からない。
でも、話していたのは私の事。
悪口、生徒会長の事……
栞、言ってたもんね。
高校入ったら絶対生徒会長になってやるって。
その夢、私が潰しちゃったんだ。
そりゃ、怒るよね。
恨むよね。
生徒会長を目標にして頑張って来た栞なら。
私なんかがひょいと成っちゃって。
意味分かんないよね……
御免ね。
今言える事はそれしかない。
自分がした事に泣くしか出来なかった……
理由はそれだけ………
「そっかぁ…。松永がねぇ。以外だよなぁ。」
「…以外なんかじゃ無い。栞、あぁ見えて弱い子だから。」
「良く知ってんだな。松永の事。親友か。」
「うん…。私にとっては。」
「じゃあ松永にとってもだな。」
――…
…今、栞に避けられてるんだよなぁ。
教室行くって言っても、1人でつまんないだけだし……
栞、今何してるのかな。
誰と仲良くしてるのかな。
気付くと教室の前に居た。
引き戸に手をかけようとしたと同時に戸が開き、
「あ、」
「白…「」栞ぃ」
栞が少し急ぎ気味に教室を出るところだった。
「……御免。」
栞は私の言葉も聞かないままそれだけを言い残して何処かへ走って行った。
栞が言った〝御免〟…。
…なにがだろ。
嫌いに成ったから?
宿題を見せてあげなかったから?
それとも避けてたから?
なんなんだろう、あれ。
――――――
――…
(白)
「私、栞の事みて気になっちゃって……。後をつけてみたの……」
(緑)
「うん……」
(白)
「そしたら────」
――――――
――…
「栞チャン。揺岐白の事、上手く避けれた?」
「…はい!バッチリです!」
「そう……」
「栞は天才だもんね~♪それにいい子だし♪」
「うんうん。生徒会長は栞だよね。やっぱり。」
「そ、そんなぁ。お世辞はやめて下さいよ~」
………………栞!?
私はまだ良く状況が掴めず、近くの陰に隠れて話しを聞いてみる事にした。
――――――
――…
詳しい内容は分からない。
でも、話していたのは私の事。
悪口、生徒会長の事……
栞、言ってたもんね。
高校入ったら絶対生徒会長になってやるって。
その夢、私が潰しちゃったんだ。
そりゃ、怒るよね。
恨むよね。
生徒会長を目標にして頑張って来た栞なら。
私なんかがひょいと成っちゃって。
意味分かんないよね……
御免ね。
今言える事はそれしかない。
自分がした事に泣くしか出来なかった……
理由はそれだけ………
「そっかぁ…。松永がねぇ。以外だよなぁ。」
「…以外なんかじゃ無い。栞、あぁ見えて弱い子だから。」
「良く知ってんだな。松永の事。親友か。」
「うん…。私にとっては。」
「じゃあ松永にとってもだな。」