絶対☆私生徒会長!
俺は溜め息をつき
壁に凭れかかった。
好き……… か。
いつからそんな言葉を軽々言う時代になったのかしらねー
まったく世の中
物騒な事ばかりよー
───────すると…
────ガタン
(゜д゜)Σ
「いったぁ~!」
「……ま、白!」
……噛んだぁ~~~
「ふ~んふ~ん。噛んだって事は善からぬ事をしちゃったのねアンタ…」
「……やってねーし…」
「坂本さんと“キス”
でもしちゃった?」
「してない。」
「じゃあ告白か~」
「………」
「図星☆」
「…泣いてたよ~坂本さん。本気で好きなんだね緑の事…」
「………」
「憶えてる~?生徒会の規則。
“役員同士の恋愛禁止”」
そーいやあったな…
忘れてた。
でもどーせ禁断の恋ってやって
理事長の冗談だろ…
「だからさ~、こないだの告白。撤回するよ!」
「は?」
「今はまだ早いのかな~…な~んて思ってさ!最近仕事も勉強も忙しくなってきたし…。頭の中ごちゃごちゃだし…」
「……わかった。」
本当にそれで良いのか
分からない。
けど……
俺は待ってって答えを出した。
だからアイツも
待つって答えを出したんだ。
今はまず体育祭を
楽しもうじゃないか。