絶対☆私生徒会長!
「ま、白サン。その傷…どうしたんですか?保健室の先生呼んで来ます!」
私は回れ右をして駆け出そうとすると白サンに腕を掴まれた。
「白サン──」
「緑を呼んで来て。……そんであやめチャンは帰って良いよ。」
白サンは私にそう告げ、フラフラと教室の席に座った。
憧れの白サンが言った事だもん。
まず、緑サンを連れて来てから先生呼んで来よ。
私は白サンを一目見てから生徒会室へ向かった。
――――――
――…
ガラッ
「緑サン!!……?」
私は教室に入るなり大声をあげて入った。
けれど、
そこには緑サンの姿は無く。
「緑サンが居ない。」
私は教室の真ん中くらいまで歩きテーブルに置かれている紙に目をやった。
「…あ…。書類もまだ出来て無いんだ……」
私を探しに行ったのかな。
だとしたらどーしよう。
白サンが傷だらけで待ってるのに。
しかもよりによって顔にだし。
白サンに傷を負わせた奴は許せない!!
取っ捕まえてギダギダズタズタにしてやる。
そんな事じゃなくてまずは緑サンを探さないと……
私はまた教室を出て走りだした。