絶対☆私生徒会長!
「…白、なんだよ……ってその傷どーした!?」
白の顔には無数の傷。
檜咲の言った通り一大事かもしれない。
「あ、コレ?これはねぇ……」
白はチラッと横目で入口で棒の様に立っている檜咲を見た。
檜咲もそれに気付きピースサインをする。
そしたら白の頭にはハテナマークが出て手を払った。
なんなんだよ、このやりとり。
ジェスチャーゲームでもしてんのか?
すると白は席をたち、檜咲の元に行った。
何、話してんだ?
檜咲は何やら会釈をして走ってどっかへ行った。
「…ふぅ。やっと邪魔者も帰ったし。私のこの傷の事聞きたい?」
「別に、いらね。」
「またまたぁ~。キツい事言っちゃって、本当は聞きたいんでしょ?」
「…はいはい聞きたいです。」
はい、本当に聞きたいです。
「……また、栞の話しに戻るんだけど…」
「松永?」
「栞が今仲良くしてる3人の先輩の話し。」
「なる。」
その先輩とやらに遣られた傷か。
白は誰からも恨まれてそうだもんな。
色んな意味で。
「で、その先輩は……」
白は話しだした。