絶対☆私生徒会長!
◆緑Side
ぜってーアイツ気にしてるよな…
まずいか……?
このまま保健室で2人きりって。
いや、俺がまずいな……
いくら白がおちていようと、励ます言葉は見つからねー。
それにあんな不安そーな顔されっと俺も何かしなくちゃじゃん?
………いざというとき理性がもつかどぅか………
「………緑…」
と、俺が思い込んでいる最中、白が不安そうに呟いた。
「…保健室通り過ぎてるよ?」
「え…」
「ほら、ここ職員室…」
「あ、マジだ……戻ろっか…」
「……うん。」
白はまた暗い表情で頷く。
保健室に着いた。
ガラッ───
「失礼しまぁーす!」
俺は明るくそう言うが、そこには誰も居なかった。
「…バカ?緑。居るからあそこ。あやめちゃん。」
檜咲!?
……ちえっ、白と2人っきりの良い時に…
「あやめちゃんどーしたの?具合悪い?先生は?」
「…いいえ、どーもしません。先生は掲示板の騒ぎを抑えに行きました…」
檜咲は少し俯きながら言う。
そりゃそうだよな。
白の前で堂々とそんな事、言うなんて腐根性の持ち主ぐれーだ。
「…そっかぁ………あやめちゃんもあの掲示板見たでしょ?」
「あ……はい…」
「あんま気にしなくて良いよ?私もつけ上がってるくらいだからさっ♪」
嘘つけ………
本当はすげー気にしてるくせに。
「今ぐれー素直に──〟
と俺が言い掛けた時……
「素直に成って下さい!白さん、いつも我慢してばかりじゃないですか!」
────────〟
先に言われた…
おいしい所、もっていきやがったな檜咲の野郎。
「うん、有り難う。でも本当に大丈夫だから、マジで気にしないで?」
「………私、白さんの事心配だったから………」
「……有り難う。ここまで来てくれたんだ?」
「…………はい…」
「…敬語はやめない?なんか寂しいな……私自信。」
「あ、ごめんなさい!別に寂しがらせる津守は…」
「平気だよ、あやめ。」
「白さん……!」