絶対☆私生徒会長!
※≪あやめ妄想空間≫
「僕、あやめちゃんの事好きだよ……」
「時雨様……」
「あやめちゃん…」
「時雨…様、お顔が近いです…」
「あ─────」
――――――――
――――――――――
――…
「あやめちゃん!?どーしたの!?早急から…」
正気に戻すとやっぱり目の前には時雨様の姿が…
「お…お顔が近いです………」
「ん?……」
「時雨様…」
←いつまでも
妄想ゾッコウ中~(笑)
「あやめちゃんの家はどこら辺なのかな…」
「遊びに来ますか?」
「え…」
「何なら私の王子様に…」
「遠慮します………僕はあやめちゃんの彼氏でも無いのに…」
「じゃあ!私の彼氏になりましょうよ!」
「え…」
(そんな無茶苦茶な…)
すると
良いタイミングで…
「あっやめぇ!お帰りりぃもう帰ってたのねぇ!」
「ひゃあ!お母さん!」
げげっ!
今の見られちゃった!?
「あら?あやめの彼氏!?ハンサムねぇ~」
「「あはははは…」」
「違いますよ」
キッパリと時雨くん。
そんな拒否しなくても良いじゃないの!
「じゃあ僕はココで………あやめちゃんバイバイ」
「あ、はい。バイバイ」
いっちゃった…
時雨くん(様)
「ねぇ今のって彼氏!?」
「違うよ……お友達…」
「あやめにお友達!?嬉しいわね~感謝しなくちゃ!」
「お母さんったら…」
「おほほほ~」
もう空は真っ暗だった。
夏休み間近の7月…
思いもよらぬ事件が起る。