─約束のRing─



【校門にいる。】



それだけの
短いメールだった。



窓から外を見ると
みんな帰っていく中に
幸紀斗くんの姿が見えた。



私は急いで
持ち物をバックに
詰め込むと
走って教室を出た。



──タッタッタッ…



内ズックから
ローファーに
履き替えて
学校を出ようと
した時だった。




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