─約束のRing─



『優花ちゃんっ』



いきなり名前を
呼ばれて私は
急停止した。



『はいっ?』



名前を呼ばれた
方に振り向くと
今朝ぶつかって
しまった人がいた。


『帰るの?』



『あっ、はい!!』



『1人?』



『いいえっ
あの幸紀斗くんと…』



そう言いながら
校門に目を向けた。



──ズキン…っ



< 136 / 485 >

この作品をシェア

pagetop