─約束のRing─



『幸紀斗が好きなの?』



いきなり聞かれて
私は動揺してしまった。



『えっ…?
そんな…こと…』




『ぷっ…優花ちゃんは
わかりやすいなー』



私は見透かされた
ことがなんだか
恥ずかしくて
顔が熱くなった。



『小さい頃から…
ずっとずっと
好きでした。』



『うん』



男の人は
黙って聞いてくれた。



時々コクンって
頷きながら
聞いてくれた。



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