─約束のRing─




男の人の腕の中は
ほんのりと甘い香水の
香りがしてすごく安心した。



私は男の人の
腕の中で
しばらく泣いていた。



涙が渇いてきて
私はそって
顔を上げた。



すると男の人は
ニカッとイタズラな
笑顔を見せて、



『あははっ
目腫れてるよ?』



って私の目に
優しく触れた。



< 150 / 485 >

この作品をシェア

pagetop