─約束のRing─



『長谷川 優人だよ』



この時私は
優人くんの名前を
聞いて何も思わなかった。


『じゃあ優人くんって
呼びますねっ』



『うん、好きに呼んで。』



そう言って
優人くんは微笑んだ。



ブレザーを
拭き終わって
私は、



『今日は
本当にありがとう
ございました。』



『おうっ
またな』



そうお礼をして
優人くんと別れると
私は屋上を降りた。




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