─約束のRing─
優しくしないで
─次の日─
私は朝から
憂鬱だった。
起きてから何回も
時計に目を
向けてしまう私。
もうすぐで
幸紀斗くんが
迎えに来る。
昨日、
あんなことが
あったのに
どう接すれば
イイのかな…?
『はぁ…』
──ピーンポーン…
玄関のチャイムが
鳴って時計に目を
向けると時刻は
7時30分を指していた。
いつもなら
嬉しいはずなのに。
いつもなら
走って玄関まで
行くのに。
いつもなら
会いたいのに。