─約束のRing─



『落ちないように
しっかり掴まれよ!!』



『うんっ』



私は幸紀斗くんの
服の裾を小さく
掴んだ。



『それじゃあ
落ちるぞ?』



『えっ?あ、うん
これで…いいの…』



だって腰に腕を
回したら
離れられなくなる。



私はギュッと
幸紀斗くんの
服の裾を握った。



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