─約束のRing─



我慢していた
涙がどんどん
流れていった。




『優花?』





『…っ…ぐすっ』





幸紀斗くんは
泣いている
私を見て、
自転車を止めた。




『どーしたんだ?』




そう言いながら
泣いている私の
頭を撫でている
幸紀斗くんの手は
暖かくて、優しくて、







もう涙が止まらないよ。










< 169 / 485 >

この作品をシェア

pagetop