─約束のRing─



『ゆっ、幸紀斗くん!?』




『いいから』




と言って険しい
顔をしながら
私を引っ張る
幸紀斗くん。




──ガチャ…




私の部屋に入って
幸紀斗くんは
ベッドに腰を
おろした。



私はさっき座っていた
イスにまた座った。




『優花…』



幸紀斗くんが
やっと口を開いた。



『な、なに…?』




恐る恐る
聞き返した。






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