─約束のRing─




『幸紀斗くん…』




私は震えた声で
愛しい人の
名前を呼んだ。



『ん?』




今なら素直に
言える。




『避けてごめんなさい。
遊びって言ったのも嘘。
委員会って言ったのも嘘。』




『ん…わかった
もういいよ』




幸紀斗くんは
そう言って
優しく微笑んだ。




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