─約束のRing─
すると幸紀斗くんは
ニヤッといたずらっ子
みたいに笑って
『優花の寝顔
可愛かったなぁ〜』
って言うもんだから
私は一気に顔が
赤く染まった。
幸紀斗くんが
赤くなった
私を見て
『あはは
ウソだから。
あの後優花が
寝ちゃったから
ベッドに寝かせて
すぐ部屋は出たよ』
私は自分の寝顔が
見られてないとわかって
すごく安心した。
『もぉーっ
やめてよねっ』
私はそう言いながら
洗面所に向かった。