─約束のRing─
朝ごはんを
食べ終えて
私と幸紀斗くんは
玄関に向かった。
お母さんも
パタパタと
スリッパの
音を立てながら
玄関までついてきた。
私と幸紀斗くんは
靴を履いて
振り向いた。
『それじゃあ
いってくるね』
『はいはい
気をつけてね』
『うん
いってきまーす』
『それじゃあ
おばさん、
お邪魔しました』
『ふふっ、いいのよ
またいつでも
来てちょうだいね』
私に続いて
幸紀斗くんも
挨拶をして
2人で家を出た。