─約束のRing─
『いくら走っても
姫華は見つからなくて
兄貴は姫華のケータイを
何回もならした。』
『……』
『深夜の3時になって
もう一度兄貴が
電話したら
姫華はワンコールででた。』
『……』
『兄貴は安心して
【今どこにいる?】って
聞いたら姫華は
【ごめんなさい】って
何度も何度も
言い続けたんだ』
『……』
『兄貴は姫華に
場所を聞き出して
走って姫華の元に
向かったんだ』
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