─約束のRing─



『アタシが入学して
一年生の時に
同じクラスで
隣の席だったの』



『そーなんですか?』



『うん、偶然ね
その時に隣の
席だったから
仲良くしようと
思って話しかけたの』



『はい』




私は頷きながら
話を聞いた。




『話しかけたら
すごい優しくて
話しててすごく
安心できた自分がいたの』



『はい』




『でも話してる時の
優人はクスリとも
笑わなかった』



『はい』



私の頭の中で
優人くんの
ヒマワリみたいな笑顔が
浮かんだ。







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