─約束のRing─
メールを打ち終わって
外に目を戻すと
心配していた雨が
ザーザーと音を
たてて降っていた。
雨…降ってきちゃった…
そんなことを
考えていると
尚に話しかけられた。
『なぁ…』
いきなり話しかけられた
私は少しだけ動揺
してしまった。
『へっ?な、なに?』
『1つだけ
言っておきたいことがある。』
急に真剣な顔で
尚が言ってくるもんだから
私は体を尚に向けた。
『なに…?』
尚はゆっくりと
口を開いたら。