─約束のRing─


しょうがない。
帰ろう。


帰るための
準備をしていると
誰かの歩く音が
近づいてきた。


パタパタパタ…


誰だろう?と
思いつつも
準備を進めていた。


足音は隣のクラスで
止まった。


『優花ちゃんって
クラスどこ?』


『あ、えっと、
隣のクラスですよっ』


えっ…今の声は
間違いなく
幸紀斗くんだ…っ



足音が近づいてきた。


私はバッと
勢いで隠れた。


勢いで隠れたのは
いいんだけど…


机の下って…っ


我ながらバカだと思う。


見つかるのも
時間の問題だぁ〜!!



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