─約束のRing─
『『行くーっ!!』』
私と真美ちゃんの
声が綺麗に重なった。
『ぷっじゃあ決まりな!!』
そんな私たちを見て
尚は少しだけ笑っていた。
♪〜♪〜♪
その時だった。
いきなり教室の
アナウンスが鳴って
「1−Aの優花さん、
至急職員室に
来てください。」
とアナウンスが
流れて私は
ビクッと反応した。
『え……私?』
私はビックリして
真美ちゃんに
聞き返すと
『うん、優花さんって
言ってたよ〜』
『えぇ〜っ最悪…』
こんなに暑い中
職員室に行くなんて
面倒くさいなぁ…
そう思いながらも
私は重い腰を持ち上げた。