─約束のRing─

命日




あれから優人くんと
別れた私たちは
約束していた新しい
アイスクリームの店に
向かって歩いていた。




『マジ暑いーっ!!』



『あぁ…』




『……』



真美ちゃんは相変わらず
暑さを訴えていて
尚は短く賛同していた。




私は優人くんのことが
気になって
しかたがなかった。





そんな私を見た尚が
気を使って




『大丈夫か?』



って聞いてきてくれた。



『あっ…うん!!』



『そっか…』



尚と2人で
歩くペースを
遅くさせると
前を歩いていた
真美ちゃんが




『早く!!暑いんだからっ』



って振り返って
叫んできた。










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