─約束のRing─
──ガラガラ…
ワゴンのドアが
開いて中から
数人の男が顔を
覗かせた。
私はビクッとして
思わず後退りした。
『ねー1人?
送っていって
あげようか?』
数人の中の1人の
男が私に喋り掛けてきた。
他の人はニヤニヤと
不適な笑みを浮かべている。
怖い…
どうしよう…
怖くて声が出ない
私は首をブンブンと
横に力強く振った。
すると男は
『いーから乗りなよ』
と言って私の腕を
ガシッと掴んできた。
私はビックリして
足が震えだした。