─約束のRing─



男達を乗せた車が
見えなくなって
私は今までの恐怖心に
やっと解放された。



力が抜けた私の
足はペタンと
地面に座り込んだ。



本当に…怖かった。



襲われるんじゃないかって…



誰も助けて
くれないんじゃないかって…



恐怖心の残りからか
まだ体が少しだけ
震えている。



そんな私を見た
幸紀斗くんが
ギュッと力強く
抱き締めてくれた。











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