─約束のRing─
『いってきまーすっ!!』
元気よくお母さんに
挨拶をして
学校に向かった。
通学路を歩きながら
私は夢のことを
考えていた。
『幸紀斗くん…
今頃何してるのかなぁ…』
そんな独り言を
呟いた時だった。
『誰が何だって??』
『ゆっ、幸紀斗くんっ』
私はずぅーっと
幸紀斗くんに
片想い中。
小さい頃から
よく遊んでくれてた
幸紀斗くん。
アタシよりも1つ
歳上の高校1年生だ。
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