─約束のRing─



腫れた目が
夢じゃないことを
物語っている。



『夢…じゃない』



そう思うだけで
顔が緩んでしまう。



あれから幸紀斗くんは
私が泣き止むまで
そばにいてくれて
私が泣き止むと



『またな』



って言って
家に帰っていった。











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