─約束のRing─



『今日は…
それを話すために
優花を呼んだ』




世界が暗くなったような




世界に1人
残されてしまったような




そんな気がした。




『い…いつ?』



どうしよう…



涙が出そうになる。
声が自然と震える。



『夏休みが終わったら』



夏休みが…終わったら?



もう1ヶ月もない。



『ごめん…
ごめんな…』



なんで謝るの?



『どれくらいで
帰ってくるの…?』



どれくらい
離れ離れになるの?



『2年…』



2年──…











< 435 / 485 >

この作品をシェア

pagetop