─約束のRing─



『もうっ
お母さんは
あっち行って!!』



と私は
お母さんの背中を押した。


それを見ていた
幸紀斗くんは



『あはははっ…
じゃあ行くか』



と言って
私に手を差し出してきた。



私は下駄を履いて
幸紀斗くんの手を握って
家を出た。











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