─約束のRing─



『花火…見せたかったんだ。』



と言ってニカッと
笑う幸紀斗くんの顔は
花火よりも眩しくて
私の胸を締め付けた。



『綺麗だね…』



私が花火に目を戻しながら
呟くと後ろから
いきなり幸紀斗くんに
目隠しされた。



『きゃっ…幸紀斗くん?』


私がビックリして
幸紀斗くんの
名前を呼んだときだった。











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