─約束のRing─
幸紀斗くんは
小さい頃に交わした
約束…覚えてるのかな??
『なんでもないよっ』
『そっか』
そう言って幸紀斗くんは
私の頭を撫でた。
その時だった。
『幸紀斗、優花ちゃん
おはよー』
少し高い声がして、
幸紀斗くんと
ほぼ同時に振り向くと、
そこには幸紀斗くんと
同じ制服に身を包んだ
綺麗な女の子が
立っていた。
『あっ真祐美さん。
おはようございます』
『早くしないと
遅刻しちゃうよ??
一緒に行こう』
って真祐美さんも
一緒に登校することに
なった。