─約束のRing─

『…か…っ』
『ゆう…かっ』
『優花っ!!』


『わぁ…っ!!
あ、あれ?』


『もぅっ!!
どうしたの!?
大丈夫?』


『だっ大丈夫!!
ゴメンね!!』


私は急に桜を
ゆっくり
見たくなって、


『ゴメン、
真美ちゃん。
アタシ保健室
行ってくるね!!』


『えっ!?
あ、うん、わかった。』


もちろん
サボるに決まってる。
真美ちゃん、
ゴメンね。


向かう先は
外の桜の木。


< 9 / 485 >

この作品をシェア

pagetop