─約束のRing─




待っててくれた。




私は幸紀斗くんの
声が聞きたくなって、
急いで電話した。



もちろん何を
話したらいいかなんて
わかんない。




でも




待っててくれた。




それだけが
嬉しくて
嬉しくて…




プルルルルル…



プルルルルル…




どうか出て…!!




「…はい、もしもし」



『幸紀斗くんっ?』



「おー優花か?」



『うんっ
メールありがと』



「おぅ。
書けたか?」



『うん、それなりに』



「そっか。
よかったな!!」




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