闇夜の数だけエゴはある
梓
離れた部屋で殺気が弾けた。
その瞬間。
「!!!!!!」
私は跳躍からの胴廻し回転蹴りで天井を、武羅人は地を這うようなアッパーで畳敷きの床を、それぞれ抉り取るようにして破壊した!
まるで大型重機が部屋を解体するかのように。
当然私達の監視の為に天井裏や床下に潜んでいた野須平の狗が、巻き込まれて皆殺しにされる。
天井から、床下から。
大量の血飛沫が上がった。
「何だ…」
着地した私はクスリとも笑わずに言う。
「野須平誠がなかなかに手こずらせてくれたから期待してたのに…野須平で骨のある狗は彼だけだったのね」
その瞬間。
「!!!!!!」
私は跳躍からの胴廻し回転蹴りで天井を、武羅人は地を這うようなアッパーで畳敷きの床を、それぞれ抉り取るようにして破壊した!
まるで大型重機が部屋を解体するかのように。
当然私達の監視の為に天井裏や床下に潜んでいた野須平の狗が、巻き込まれて皆殺しにされる。
天井から、床下から。
大量の血飛沫が上がった。
「何だ…」
着地した私はクスリとも笑わずに言う。
「野須平誠がなかなかに手こずらせてくれたから期待してたのに…野須平で骨のある狗は彼だけだったのね」