闇夜の数だけエゴはある
片足を切断され、両腕を骨だけにされ…。

私は身動きすら取れなくなり、床に這い蹲る。

「あはは…はははは!はははははははははは!」

しとねの嘲笑が響き渡った。

堕蓮の心臓を得た野須平しとねには、誰も太刀打ちできない。

そう。

まともに闘って、勝てる者など存在しないのだ…。










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