親友、寺に消ゆ
それから他のゲームでしばらく遊んだ後、誰からともなく外に行こうという声が上がり、ユッキの家の前にある大通りに出てスケボーやらローラースケートと思い思いに楽しんだ。

だが九月中旬とはいえまだ日は高く、気温も高い。

はしゃぎ過ぎた私は少し休むと皆に言い、少し離れた所に日陰を見つけると地面に座り込んだ。

そこからしばらく皆が楽しんでる様子を見ていた。

他の友達の二人が縄の両端を持ち、お互いが別の方向にバックすると、持った縄をぐるぐる回し始めた。

縄は大きく弧を描き軌道上に残像を残しながら回っている。

そこに回し手意外の子達が次々と回転中の縄に飛び込んで行った。

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