正義のヒーロー【短編】
彼があたしの髪を
上からそっと触った。
・・・。・・・・・・。
『きゃッ!』
ちょっと大きな声が出ちゃったけど、
誰も聞いてなかったみたい・・。
ひとまず安心。
あたしの髪はちょうど胸らへんまで
伸びていて、天然パーマのかかった
ふわふわヘア。
「ごめッwつい。かわいくてw」
なにこの子・・・。
さっきまでとは大違いじゃない?
『ってか・・。さっきまでと
全然違うじゃんッッ!!』
あたしは彼の机の上に手をバシっと置いた。
「なに怒ってんのー?」
『怒ってませんッ!』
「はぃはい。」
超生意気なんですけどー!!!