極悪非道の俺様野郎
私は屋上に連れ込まれた。
「・・・で、話しってなに?」
「あのさぁー・・・。この前さ、空が宏哉くんのこと好きって言ってたの、覚えてる?」
話しを持ち出してきたのは楓架ちゃんだった。
「うん。それが・・・なに?」
「空がさ、宏哉くん好きって言ってさ。楓らも空を応援しよって言ったじゃん?」
楓架ちゃんがキツイ口調で言ってきた。
「あぁ、言ったね」
私はちょっと挑発するような言い方で言い返した。
「・・・っふざけないでよっ!!」
「・・・ふざける?」
突然空ちゃんが大声で言葉を発した。