極悪非道の俺様野郎




「とぼけないでって言ってんのっ!!あの時、空を応援するって言ってくれたのは嘘だったの!?」




「・・・なにが?私、宏哉くんと何かした?」





「まだとぼけるんだ・・・」





芭月ちゃんがあきれたような感じで言ってきた。





「なに?言いたいことあるんだったらいいなよ」




「宏哉くんとキス、したんでしょ?」





「・・・またそれか」






「どうなのよっ!!言いなさいよっ!?」




空ちゃんが声を張り上げ、目には涙が滲んでいた。








「だーかーらー・・・。あれは未遂だったんだけど・・・?」






「嘘、つくんじゃねぇよっ!!!!!!!!」








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