極悪非道の俺様野郎




俺は制服のブラウスを着て、ズボンを穿いてお気に入りのパーカーを着る。






「くっそ・・・。寒ぃ・・・」





季節はまだ秋だと言うのにこの寒さは異常だ。






俺は財布と携帯だけをポケットに無造作に入れ、靴を履いて重たい扉を開く。









外には青い大空が広がっていて、冷たい風が吹いている。





「うわ・・・。まじ寒ぃ」






足音をわざと大きくしながら、エレベーターへと足を運ばせる。








俺はポケットに入れていた携帯を取り出し、佐奈にメールを送った。





【今から学校に行く!】





< 121 / 231 >

この作品をシェア

pagetop