極悪非道の俺様野郎



「和哉っ・・・!!」




和哉はお腹を抱えながら、苦しそうに眉を歪めている。





「かずっ・・・や・・・」


(このままじゃ、和哉は・・・)




私は決心をし、ベッドの上から立ち上がった。







「お、どーしたのっ?」






「・・・ざけんじゃねぇっ!!」




私は男の顔に思いっ切り自分の拳を振り落とした。






ガキッ



男はそのまま和哉と同じく、床に倒れ込んだ。




「・・・って。この女ぁっ!!」





「はっ!女に殴られて倒れ込むなんて・・・。なっさけない奴ー!何なら、もう一発いっとく?」




そう言って私は鼻で笑ってやった。




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