極悪非道の俺様野郎




「和哉・・・」




「佐奈が嫌だったらいい。もし、俺と一緒にいてくれるならいてくれ」





私の目には涙が溜まり、今にも溢れ出しそうだった。





和哉の顔が滲んでいく。




見れない。





そして、溢れ出した。





「和哉っ・・・!私、和哉とずっと一緒にいたい!」






「佐奈・・・」





「私、頑張る・・・!こんな事で負けない私になるっ!!」






「あぁっ♪佐奈、好きだぞ!!」





「うんっ」




そして浅い口付けを交わした。



< 142 / 231 >

この作品をシェア

pagetop